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親孝行ガジェットでまさかの失敗!スマホ連携ドアホンが仇に…パナソニックの正解に辿り着くまで

どぉもねっ

インターホンちゃんと使いこなせていますか?

便利な機能もいいけど、年配者には使いにくい

今日は年配者でも簡単に使えて、取り付けも簡単なパナソニックの「ワイヤレステレビドアホン VS-SGZ20L」を徹底レビューしていきます。

    本日使用したのはこちら
  • ワイヤレステレビドアホン VS-SGZ20L
  • エネループ 単3 充電池
サムネイル

私は先日、実家の防犯対策をしようと、意気揚々とある製品を取り付けました。

それは、スマホと連携して外出先からでも応答できる、いわゆる「スマートドアホン」と呼ばれるものでした。(具体的には、MUBVIEWのBell J7というモデルです)

「これで、外出先でも対応出来るし、両親も便利だろう」

…そう、本気で思っていたんです。しかし、この選択が、まさかの失敗でした。

年配の両親にとって「チャイムが鳴ったら、まずスマホを探して、ロックを解除して、アプリを立ち上げて…」という一連の動作は、あまりにも複雑すぎたのです。通知に気づかなかったり、アプリの操作に戸惑っているうちに来客が帰ってしまったり。「なんだか、前のほうが楽だったわ…」と寂しそうに言う母の言葉が、胸に突き刺さりました。

良かれと思って導入したハイテクガジェットが、かえって両親のストレスになってしまった。

MUBVIEWのBell J7を付けた時の画像

この苦い経験から僕が学んだのは「最高のテクノロジーとは、最も多機能なものではなく、誰もが直感的に、ストレスなく使えるものだ」ということでした。

そして、この反省を踏まえて探し直し、ついに辿り着いた本当の正解。

それが今回ご紹介する、パナソニックの「ワイヤレステレビドアホン VS-SGZ20L」です。

この記事では、

  • なぜ「スマホ連携」が、かえって仇となったのか
  • パナソニックの「専用モニター」という究極のシンプルさ
  • DIYが苦手な僕でも15分で設置できた、驚きの簡単さ

について、僕の失敗談と成功体験を交えながら、忖度なしで徹底的にレビューしていきます。

ご両親のためのインターホン選びで悩んでいる方、ハイテク疲れを感じている方。この記事が、あなたの「正解」を見つける手助けになれば幸いです。

なぜ今、「顔が見える」シンプルなインターホンが必要なのか?

レビューに入る前に、少しだけ。

私の失敗談からも分かる通り、インターホンで最も大切なのは「いざという時に、誰でも確実に使えること」です。

音声だけのインターホンは論外として、多機能すぎるスマートドアホンも、使う人によっては宝の持ち腐れ、いや、むしろストレスの原因になりかねません。

その点、今回ご紹介するような「専用モニター付き」のテレビドアホンは、安心感と操作性のバランスが絶妙です。

VS-SGZ20Lの説明画像
  • ドアを開ける前に、相手の顔が確認できる(防犯の基本)
  • チャイムが鳴れば、モニター画面が自動で点灯。難しい操作は不要
  • 「見る」「話す」ボタンが大きく、誰でも直感的に使える

この「誰でも使えるシンプルさ」こそが、家族全員の安心を守る上で、何よりも重要なのです。

(参考:ALSOK 防犯対策「強盗に狙われやすい家」

【開封の儀】箱を開けた瞬間から感じる「これでいいんだ」という安心感

前置きが長くなりました。早速レビューしていきましょう!

こちらが、僕が選び直した「パナソニック ワイヤレステレビドアホン VS-SGZ20L」です。

箱を開けると、中身はとてもシンプル。

  • モニター親機(室内用)
  • ワイヤレス玄関子機(玄関用)
  • モニター親機用ACアダプター
  • 取り付け用ネジ類
  • 取扱説明書
  • バッテリー(モニター親機用)
箱の中身の画像

以前のスマートドアホンのように、QRコードやWi-Fi設定の案内など、複雑なものは一切ありません。物理的なモノだけで完結している。この時点で「ああ、これなら両親も大丈夫だ」と確信しました。

【本題】衝撃の15分。リベンジの取り付けが簡単すぎた

この製品の最大の魅力は、やはり「取り付けの手軽さ」です。

Wi-Fiのパスワードを入力したり、アプリをダウンロードしたり、アカウントを作成したり…といった、スマートデバイス特有の面倒な設定は一切不要。

作業は、本当に物理的な3ステップだけでした。

  1. 玄関子機に電池を入れて、壁に取り付ける(MUBVIEWを取り外し、そのネジ穴をそのまま利用して取り付け枠を固定。別売りの単3電池6本を入れた玄関子機をカチッとはめ込むだけ。玄関側の作業は5分で終わりました。)
  2. モニター親機に付属のバッテリーを入れてコンセントに挿す(室内側のモニター親機は、ACアダプターを繋いで、両親が一番よくいるリビングのコンセントに挿す。これだけです。)
  3. 初期設定をする(時間などを設定する。説明書通りにやれば5分もかからずに完了。

全工程、約15分。

あまりの簡単さに、前回あれほど苦労したWi-Fi設定の時間は何だったんだ…と、思わず笑ってしまいました。

セットしてる画像
セットしてる画像
セットしてる画像

実際に使って分かった「VS-SGZ20L」5つの神機能(と、やさしさ)

ここからは、僕の両親が実際に使い、「これなら安心だ」と笑顔になってくれたポイントを5つ、ご紹介します。

魅力1:【夜でも鮮明】安心のLEDライト搭載カメラ

2.7型のカラー液晶は来訪者の顔をハッキリ映し、音声もクリア。そして何より両親が喜んだのが夜間の映像です。LEDライトが自動で点灯し、真っ暗な玄関でも相手の顔がカラーでくっきり見えること。「これなら夜に誰が来ても怖くないわね」と母も安心していました。

LEDライトで写してる画像

魅力2:【留守でも安心】直感的な「自動録画機能」

呼び出しボタンが押されると、来訪者の画像を自動で録画してくれます。モニター親機の「再生」というボタンを押すだけで、誰が来たのかを簡単に確認できるのが素晴らしい。スマホアプリのように「どこを押せばいいの?」と迷うことがありません。

自動録画の画像

魅力3:【これこそが正解】スマホ不要、”専用モニター”という究極のやさしさ

これこそが、僕がMUBVIEWで失敗し、この製品で成功した最大のポイントです。

チャイムが鳴ると、常に同じ場所にあるモニターの画面がパッと自動で点灯する。

この当たり前のようで、当たり前でなかった安心感。

  • スマホを探す必要がない
  • アプリを起動する必要がない
  • 着信音と区別がつかなくなることもない

「押せば映る、話せる」という単機能ならではの分かりやすさが、何よりものやさしさだと痛感しました。モニターは家中どこにでも持ち運べるので、台所仕事中でも、寝室にいる時でもすぐに応対できます。

魅力4:【驚きの長寿命】最大2年の電池持ち

玄関子機の電池寿命は、最大で約2年間。頻繁な交換の手間はありません。市販の単3電池でOKなので、「充電しなきゃ」という新たなストレスが生まれないのも、高齢の両親にとっては重要なポイントでした。

電池が2年持つ説明画像

魅力5:【やっぱりコレ】信頼と実績のパナソニックブランド

家族の安全を守るものだからこそ、品質やサポート体制がしっかりしたメーカーを選びたい。パナソニックなら、その点も全く心配ありません。

(参考:パナソニック公式サイト VS-SGZ20L 商品ページ

あえての「スマホ連携なし」という選択

購入前に一つだけ知っておいてほしいのは、このモデルはスマートフォンと連携する機能がないことです。

しかし、僕の両親にとっては、これが最大のメリットでした。

「外出先から応答する」という機能は、一見便利に思えます。ですが、実際にその機能が必要な場面がどれだけあるでしょうか? それよりも、家にいる家族が毎日、確実に、ストレスなく使えることのほうが、よほど重要だと僕は思います。

この製品は、まさにその「家の中での確実な安心」に全振りした、潔い製品なのです。

まとめ:「VS-SGZ20L」はどんな人におすすめ?

僕の失敗と成功の体験から、このパナソニック ワイヤレステレビドアホン「VS-SGZ20L」がどんな人に刺さるのか、まとめました。

VS-SGZ20Lの便利説明画像

【こんな人には絶対におすすめ】

  • 高齢のご両親のために、とにかく簡単なインターホンを探している人
  • 高機能なスマートドアホンを導入したけど、家族が使いこなせなかった人
  • スマホ操作が苦手、あるいは面倒だと感じている人
  • 賃貸住宅や、DIYが苦手で、とにかく簡単に設置したい人

最高の親孝行は、高価なものを贈ることではありません。相手の暮らしに寄り添い、日々の小さな不安を一つでも取り除いてあげることだと、僕は今回の経験で学びました。

もし、あなたが実家のインターホン選びで迷っているなら、この「あえてスマホ連携しない」という選択肢を、ぜひ検討してみてください。