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【徹底比較】SwitchBot ハブ3 vs ハブ2

どぉもね

スマートホーム界の巨人・SwitchBotから、最新フラッグシップモデル「ハブ3(Hub 3)」が登場しました。

今回は、最新のハブ3と、名機であるハブ2を徹底比較。さらにはライバル「セサミ(Sesame)」との関係性まで含めて、あなたが今どちらを買うべき(使い続けるべき)かを徹底解説します。

    本日使用したのはこちら
  • SwitchBot スマートリモコン ハブ3
  • SwitchBot スマートリモコン ハブ2
サムネイル

1. 【比較表】ハブ3とハブ2、何がそんなに違うの?

まずは、今回公開されたスペック表をベースに、主要な違いを整理しました。

ハブ3とハブ2スペック表
SwitchBot ハブ3 vs ハブ2 主要スペック比較
特徴 最新:ハブ3 定番:ハブ2
価格 (税込) ¥16,980 ¥9,980
Matter対応数 最大30台 (大幅拡張) 最大8台
搭載センサー 温度・湿度・照度・人感・CO2 温度・湿度・照度
画面表示内容 時刻・曜日・天気・ロック・CO2 温度・湿度のみ
シーンボタン 4つ 2つ
サイズ 12.6×9.4×3.8cm (大型化) 8.0×7.0×2.3cm (コンパクト)
赤外線対応 〇(ストリーミングも対応)

2. ハブ3が「圧倒的に進化」したポイント

ハブ3は、単なる「リモコンのまとめ役」を超えた、究極のホームサーバーへと進化しました。

  1. Matterの30台対応は「未来への投資」
    • Appleのホームアプリやアレクサなどで、家中のデバイスをメーカーの垣根を超えて操作したいなら、30台対応は心強いです。
  2. 「人の動き」と「CO2」で見守り強化
    • ハブ単体で「人が来たら電気をつける」ことが可能に。さらにCO2濃度が見えるので、テレワーク中の換気タイミングを教えてくれる健康管理機能も備わりました。
ハブ3の画像
  1. ストリーミングデバイスも操作可能
    • Fire TVなどの操作も統合でき、まさに「これ一台で完結」する魔法の箱です。

3. それでも「ハブ2のままでいい」と言える3つの理由

一方で、私は「ハブ2を使い続ける、あるいは今ハブ2を選ぶ」という選択も非常に賢いと考えています。その理由は以下の通りです。

① 価格差 7,000円の重み

ハブ3はハブ2より約1.7倍高価です。その差額があれば、SwitchBotのカーテンを買い足したり、スマートロックを購入したりできます。「ハブを新しくするより、物理的な自動化を増やす方が生活は劇的に変わる」という考え方は非常に合理的です。

② サイズ感とデザインの完成度

ハブ3は多機能な分、サイズがかなり大きくなりました。

デスクや棚に置いた際、ハブ2のあの「手のひらサイズのミニマルな美しさ」は捨てがたいものがあります。温湿度計としてシンプルに使いたいなら、ハブ2の方がインテリアに馴染みます。

ハブ2の画像

③ 「8台」で事足りる現実

Matter対応が30台になったとはいえ、一般家庭で「Appleホームアプリから直接操作したいデバイス」が8台を超えることは稀です。多くの人にとって、ハブ2のスペックはすでに「必要十分」を満たしているのです。

4. キャンディーハウス「セサミ」と悩んでいる方へ

「キャンディーハウス(Candy House)のセサミシリーズと、どっちで揃えるべき?」という悩みもよく耳にします。

  1. 「鍵」だけに特化するならセサミ
    • とにかく安く、鍵をスマート化したいならセサミは優秀です。
  2. 「家全体」を繋ぐならSwitchBot
    • ハブを中心に、ライト、エアコン、カメラ、センサーと「一つのアプリで家中をコントロールできる体験」はSwitchBotにしか出せない強みです。

特に今回のハブ3の登場で、セサミ派の人も「Matter経由でセサミをSwitchBotのエコシステムに取り込む」といった高度な使い分けも現実味を帯びてきました。

5. 結論:あなたはどっちを選ぶ?

「ハブ3」へ進むべき人

  • 最新技術をいち早く体験したいギークな方。
  • 健康管理(CO2)や見守り機能をハブ一台に集約したい方。
  • 家中のデバイスをMatterでガチガチに固めたい方。

「ハブ2」を使い続ける・選ぶべき人

  • 今の自動化(エアコン、照明等)に不満がない方。
  • 予算を抑えて、浮いたお金で別のIoTデバイスを買いたい方。
  • コンパクトで主張しすぎないデザインが好きな方。
ハブ2でスマート家電をコントロールしてる画像

独り言

最新ガジェットは魅力的ですが、「今の自分の生活に、その追加機能は本当に必要か?」と問いかけるのが、賢いスマートホーム化の第一歩です。

ハブ3は間違いなく最高傑作ですが、ハブ2もまた、歴史に残る名機です。無理に乗り換える必要はありません。今のハブ2を愛でながら、本当に必要になった時にハブ3を手に取る。そんな余裕のあるガジェットライフも素敵だと思いませんか?