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【番外編】Holy Stone HS155レビュー 100g未満でGPS搭載!免許・申請不要で飛ばせる初心者向け最強ドローンの実力を徹底検証

どぉもねっ

今回は「初心者の為のドローンの決定版」とも言うべき一台「Holy Stone HS155」を私が実際に飛ばして感じたリアルな使用感から、その圧倒的なコストパフォーマンスの秘密、そして初心者が知っておくべき注意点まで、余すところなく徹底的にレビューしていきます

    本日使用したのはこちら
  • Holy Stone HS155
サムネイル

Holy Stone HS155とは?まずはおさえるべきスペックと特徴

まずは、このドローンが一体どんなものなのか、その全体像を掴んでいきましょう。HS155の主なスペックと特徴をまとめました。

  • 機体重量: 98g(バッテリー含む、100g未満)
  • サイズ: 155 × 140 × 50 mm(展開時)
  • カメラ: 1080P HDカメラ(画角118°)
  • 最大飛行時間: 約30分(バッテリー3個合計)
  • 最大操作距離: 約100m
  • 主な機能: GPS搭載、自動帰還、フォローミー、ウェイポイント、サークル飛行、ワンキー離着陸、ヘッドレスモード、速度3段階切替
  • 付属品: 送信機、バッテリー×3、充電ケーブル×2、予備プロペラ、ドライバー、専用収納ケース
  • 対象年齢: 14歳以上

スペック表を見ただけでも、このドローンのポテンシャルの高さが伺えますね。特に注目すべきは、「98gという重量」「GPS搭載」「合計約30分の飛行時間」そして「専用収納ケース」です。これらが、HS155を「初心者向け最強ドローン」たらしめる理由なのです。

セット内容の画像

なぜHS155は初心者におすすめなのか?絶対に後悔しない5つの理由

数ある100g未満ドローンの中で、なぜ私がここまでHS155を強くおすすめするのか。その理由を5つのポイントに絞って、詳しく解説していきます。

理由1:最大の魅力!航空法の申請不要で「買ってすぐ飛ばせる」手軽さ

これがHS155を選ぶ最大のメリットと言っても過言ではありません。前述の通り、現在100g以上のドローンを屋外で飛行させるには、国土交通省への機体登録が義務付けられています。

この手続き、初心者にとっては意外と面倒なもの。しかし、HS155の機体重量はバッテリーを含めてもわずか98g。つまり、100g未満の「無人航空機」に該当しないモデルなので、この面倒な機体登録が一切不要なのです。

これは、「誕生日プレゼントでもらって、その日のうちに公園で飛ばす」「旅行に持っていって、気が向いたときにサッと取り出して空撮する」といった、ドローンのある生活を最も気軽にスタートできることを意味します。この「思い立ったらすぐ飛ばせる」という手軽さは、ドローンを長く楽しむ上で非常に重要な要素です。

買ってすぐ簡単に飛ばしている画像

理由2:100g未満では異例!「GPS搭載」がもたらす圧倒的な安心感

「初心者がドローンを挫折する最大の原因は『ロスト(紛失)』です」

これは私が常々お伝えしていることですが、GPS非搭載の安価なドローンは、少しの風でも簡単に流されてしまい、操作不能になって見失ってしまうケースが後を絶ちません。

しかし、HS155はこの価格帯、この重量でGPSを搭載しています。GPSがもたらすメリットは計り知れません。

  • 驚異的なホバリング安定性: GPSが機体の位置を常に把握しているため、送信機のスティックから手を離しても、その場でピタッと空中静止(ホバリング)します。これにより、焦らずに次の操作を考えたり、落ち着いて構図を決めたりできます。
  • 賢すぎる「自動帰還(リターンホーム)」機能: HS155には、ボタン一つで離陸地点へ自動で戻ってくる機能が搭載されています。さらに、「バッテリー残量が少なくなった時」や「送信機との電波が途切れた時」にも自動で帰還するフェイルセーフ機能まで備わっています。この「いざとなったら帰ってくる」という絶対的な安心感が、初心者の心に大きな余裕を生んでくれます。

GPSがあるかないかで、ドローンの操縦難易度は天と地ほど変わります。HS155は、初心者が最も不安に感じる部分を、テクノロジーの力で完璧にカバーしてくれるのです。

ホバリングしてる画像

理由3:初心者でもプロ並みの空撮が撮れる!多彩なインテリジェント飛行モード

「ただ飛ばすだけじゃなく、カッコいい映像が撮りたい!」

そんな願いを叶えてくれるのが、HS155に搭載された多彩な自動撮影モードです。

  • フォローミーモード: スマホのGPSと連動し、被写体(あなた)を自動で追尾しながら撮影してくれます。サイクリングやランニング、子供と遊んでいる姿など、これまで撮れなかったアクティブなシーンを、まるで専属カメラマンがいるかのように撮影できます。
  • ウェイポイントモード: スマホアプリのマップ上で飛行ルートを指でなぞるだけ。あとはHS155が設定したルートを自動で飛行してくれます。建物や景色を滑らかに舐めるような、プロが撮影したような映像が誰でも簡単に撮れてしまいます。
  • サークル飛行(ポイントオブインタレスト): 指定した被写体を中心に、円を描きながら自動で旋回飛行します。記念碑や美しい建物を、様々な角度からドラマチックに撮影したいときに最適です。

これらの機能を使えば、複雑なスティック操作は不要。あなたは撮りたい映像のイメージをドローンに伝えるだけでいいのです。搭載されている1080Pカメラは、SNSへの投稿やブログ、旅の思い出Vlogを作るには十分すぎるほどの高画質。あなたのクリエイティビティを刺激してくれること間違いなしです。

フォローミーモードの画像

理由4:物足りなさを感じさせない!合計30分のロングフライト

初心者用ドローンにありがちなのが、「やっと操作に慣れてきた頃にバッテリーが切れる」という残念なパターン。一般的なトイドローンの飛行時間は5〜7分程度がほとんどです。

その点、HS155は1個あたり約10分飛行可能なバッテリーが、なんと3個も付属しています。つまり、合計で最大30分も飛行を楽しめる計算になります。

この時間は、ドローン初心者が操縦の練習をし、様々な撮影モードを試し、満足のいく映像を撮るのに十分すぎるほどの長さです。バッテリー交換も簡単なので、フィールドで「もっと飛ばしたいのに…」と悔しい思いをすることは、もうありません。

理由5:持ち運びから保管まで完璧!至れり尽くせりのオールインワンパッケージ

地味ながら、使ってみるとそのありがたみを実感するのが「専用収納ケース」の存在です。

ドローンは精密機器。プロペラやアームは衝撃に弱いため、持ち運びには細心の注意が必要です。HS155には、機体、送信機、バッテリー3個、予備プロペラ、充電ケーブルといった全ての付属品がピッタリ収まる、頑丈な専用ケースが付属しています。

これにより、カバンに無造作に入れても中身が傷つく心配がなく、旅行やアウトドアへ気軽に持ち出せます。また、家での保管時もコンパクトにまとまり、付属品を紛失する心配もありません。この「オールインワン」思想こそ、Holy Stoneがユーザーのことを第一に考えている証拠と言えるでしょう。

専用の収納ケースに収まっている画像

【実機レビュー】開封からフライト、撮影まで!HS155の実力を体感

さて、ここからは私が実際にHS155を飛ばしてみたリアルな感想をお届けします。

開封の儀: 第一印象は「想像以上に高品質」

パッケージを開けると、まず専用ケースが登場。チャックを開けると、緩衝材にきれいに収められたHS155本体と付属品一式が顔を出します。本体の質感は、マットなグレーで安っぽさは皆無。アームの展開もスムーズで、しっかりとした作りであることが伝わってきます。98gという軽さからは想像できないほどの剛性感です。

準備と設定: 初心者に優しいシンプル設計

フライト前の準備は非常にシンプルでした。

  1. バッテリーを3個とも充電(USBケーブルが2本付属なので効率的!)。
  2. スマホに専用アプリ「HS GPS V5」をインストール。
  3. 送信機にスマホをセットし、機体の電源ON→送信機の電源ONで自動ペアリング。
  4. アプリの指示に従ってコンパスキャリブレーション(機体を水平・垂直に回すだけ)。

ここまで、マニュアルを見ながらでも10分もかかりませんでした。特にキャリブレーションはアプリが図で示してくれるので、迷うことはないでしょう。

電源を入れた画像

フライト体験: これがGPSの力…!異次元の安定感

いよいよテイクオフ!送信機の「ワンキー離陸」ボタンを押すと、プロペラが回転し、HS155は静かに1.5mほどの高さまで上昇し、その場でピタッと静止しました。

正直、驚きました。

微風が吹く状況でしたが、機体はまるで空中に固定されているかのよう。GPS非搭載機ならフラフラと流されて必死にスティックで修正舵を当てるところですが、HS155は微動だにしません。この安定感は、10万円クラスの上位機種に匹敵します。

操作感も非常に素直。スティックを倒した分だけスムーズに移動し、離せばその場で止まる。これなら、ドローンを全く触ったことがない人でも、5分もあれば思い通りに飛ばせるようになるでしょう。

撮影機能テスト: 空撮が、こんなに楽しいなんて!

次に、各種撮影モードをテスト。公園の木を被写体に「サークル飛行」を試すと、実に滑らかな円を描きながら撮影を開始。スマホ画面に映し出される映像は、まるで映画のワンシーンのよう。

次に、自分を被写体に「フォローミーモード」を起動。私が歩くと、HS155は一定の距離を保ちながら完璧に追従してきます。これは旅先で絶対に活躍する機能だと確信しました。

画質は1080Pですが、日中の明るい場所であれば非常にクリア。空の青や木々の緑も鮮やかに記録してくれます。もちろん、数軸ジンバルを搭載したプロ機と比べれば、急な方向転換時に映像の傾きはありますが、この価格を考えれば十二分すぎるクオリティです。

そして、何よりも感動したのが「自動帰還」機能。遠くまで飛ばした状態でリターンホームボタンを押すと、HS155は一直線に、しかし安全な速度で私の手元(離陸地点)まで正確に戻ってきました。この機能があるだけで、安心して遠くまで飛ばせる勇気が湧いてきます。

空撮画像

知っておくべきHS155のメリット・デメリット(注意点)

最高のドローンに見えるHS155ですが、公平なレビューのために、いくつか注意しておきたい点にも触れておきます。

メリット(まとめ)

  • 申請不要: 100g未満なので、面倒な手続きなしで即フライト可能。
  • GPS搭載: 圧倒的な安定性と、ロストを防ぐ自動帰還機能による安心感。
  • 多機能: フォローミーなど、空撮が楽しくなる自動モードが満載。
  • 長時間飛行: バッテリー3個で合計30分。練習も撮影も思う存分楽しめる。
  • 高コスパ: これだけの機能と付属品が揃って、驚くほど手頃な価格。
  • 携帯性抜群: 専用ケースで安全・スマートに持ち運べる。

デメリット・注意点

  • ジンバル非搭載: カメラを物理的に安定させるジンバルがないため、風が強い日や急な操作をすると映像にブレや傾きが出ることがあります。滑らかな映像を撮るには、穏やかな操作を心掛けるのがコツです。
  • プロレベルの画質ではない: 1080Pは趣味の範囲では十分ですが、4K画質が求められる商業撮影などには向きません。
  • 100g未満でも飛行ルールはある: 申請不要とはいえ、どこでも飛ばして良いわけではありません。「空港周辺」「国の重要施設周辺」「150m以上の上空」「人口集中地区(DID)」などでの飛行は法律で禁止されています。飛行前には必ず、国土地理院地図やドローンフライトナビ等のアプリで飛行可能エリアかを確認しましょう。
  • 強風には弱い: 98gと軽量なため、風速5m/sを超えるような強風時の飛行は危険です。安全のため、風の穏やかな日を選んでフライトさせましょう。
禁止項目の画像

HS155はこんな人におすすめ

これまでのレビューを踏まえ、Holy Stone HS155がどんな人に最適かまとめてみました。

【特におすすめな人】

  • ドローンをこれから始めたいと考えているすべての初心者の方
  • 法律や面倒な手続きを気にせず、気軽に空撮を楽しみたい方
  • 子供やパートナーへの誕生日・記念日のプレゼントを探している方
  • 旅行やキャンプ、ハイキングなど、アウトドアでの思い出を特別な映像で残したい方
  • 最初の1台で失敗したくない、コストパフォーマンスを重視する方

【あまりおすすめできない人】

  • 映画やCMなど、業務レベルの映像制作をしたいプロのクリエイター
  • より高画質な4K映像の撮影を求めている方
  • 強風下など、悪条件下でも安定したフライト性能を求める方
空撮画像

まとめ:HS155は、ドローンの楽しさを教えてくれる最高の相棒

今回は、Holy Stoneの最新モデル「HS155」を徹底的にレビューしました。

100g未満の申請不要ボディに、GPSによる安定飛行と安全機能、そして多彩な自動撮影モードを詰め込んだHS155は、間違いなく「初心者のための決定版」と断言できます。

これまで「難しそう」「高そう」「手続きが面倒そう」といった理由でドローンを諦めていた人々の背中を、力強く押してくれる一台です。このドローンがあれば、あなたの見慣れた日常の風景が、壮大な空からの視点に変わり、新しい発見と感動に満ちたものになるでしょう。

充実の付属品と専用ケースで、買ったその日から最高のドローンライフがスタートできます。

さあ、Holy Stone HS155を手に、あなたも今日からドローンパイロットデビューしてみませんか?忘れられない空の冒険が、あなたを待っています。